ないものねだり

上の子の、卵コンコンしたいで始まる朝。いやな予感だ。今日は目玉焼きにしたかったのだけれど、卵を混ぜたいと言うのでスクランブルエッグに変更。久しく目玉焼きを食べられていない。3歳にもなると器用に卵を割り、混ぜられる。問題は真ん中の子だ。上の子のマネをしたがるので一緒に卵を割る。気づけば殻が入った卵をスプーンですくって飲んでいた。殻も食べている。上の子もこのくらいの年齢のころ、生卵をよく飲んでいた。そういう歳のようだ。ぜひ育児書に書いてほしい。2歳前後、生卵を飲みたがる年齢。

 

なんとか朝ごはんにありつく。牛乳おかわり、パンのチョコもっと塗る、などの要望をこなしつつごはんを掻き込む。いつも通り、わたしの作ったものは食べない。そりゃそうだ。コールスローサラダには粒マスタードが入っている。どんなに子ども向けレシピを見てかんばって作っても、結局食べないのでいつしかわたしが食べたいものを作るようになった。そして、食べ残しをいくらしても構わないと思えるように、子どもの食べ残しを食べる前提で自分のごはんは少ししか器に盛らない。これを徹底することで食べ残しに対する気持ちが変わった。わたしが空腹なのでむしろ食べ残しておくれという気持ちでいられる。ぜひおすすめしたい。

 

なかなか保育園に行くと言わないので、今日やる予定だった家事を始めていく。まずは掃除だ。少し前まで、子どもがいる時には掃除は全くできなかった。しかし、ここ最近風邪などで家にいることが多かったため、コツをつかんだ。無になることだ。真ん中の子がコンビカーで赤ちゃんを踏もうとしている。駆けつけたいところだが、掃除をしながら見守る。寸前で止めていた。よかった。犬も赤ちゃんには危害を加えないと言うので、人間の子どもなら大丈夫だろうという謎の自信を持つ。

 

お米がなかったので時間があるうちに炊いておく。お米まぜまぜしたい、と上の子。一緒に米を研ぐ。しばらくする真ん中の子が登場。気づけばお米の袋を開け、ぶちまけている。そして2人そろって生米を食べる。おいしいのだろうか。さっきからこんなに生ものばかり食べて大丈夫なのだろうか。お腹の強い子に育っておくれ。いっそ生麦も食べさせたいなと思ったがあいにく家にはなかった。生麦生米生卵。

 

そんなこんなで保育園へ。昨日はあんなに元気に保育園行く宣言をしていたのだけれど、入り口で行きたくないと急にごね始める。しかし今日は絶対行かせると決めていたので、無理矢理預ける。保育士さんが抱っこで園内に連れて行く。意外とあっさりしたもので、こんなんならここ数日毎日預けておけばよかったと思った。無駄な苦労をしてしまった。

 

流されやすいので、仕事くらいの強制力がなければ嫌がる子どもを預けられない。働きたくはないけれど、育児も苦手なのでそろそろ社会復帰したいところ。しかし働いたら働いたで今の生活が恋しくなるんだろうなあ。ないものねだり。

 

ちなみにお迎え後はまたセブンティーンアイスを食べに行ってしまった。強い意志が欲しい。

 

今日もよくがんばった。おやすみ。